2012年08月30日

材木買いました

久しぶりに丸太を買いました。

なるべく10年分ずつストックするように工夫し、なるべく自然なペースで木の水分と癖を抜いていく。そのように手間を掛けて養生する材木は作品になった後10年、20年しても狂うことなく、最高の木の艶が出てきて、使い込む喜びを感じさせてくれます。

最近は日本の広葉樹の先行きに不安を感じていて、いったい何の木を使うことが木材の動向全体にとって良いことなのか、迷っているところでした。

そんなところで、近所の神社で立ち枯れていた欅を切っているのを発見。太い枝を2本買いました。そして製材をお願いしている小沼チップさんの土場で,横須賀方面の鉄道工事で切られた桜の木、山梨県南部町から出た桐の木を発見。これなら気持ちよく使うことの出来る、素性の良くわかった木達です。
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ここでは最近大型のバンドソーを入れたため、スムーズに美しく製材できます。木の香り。製材機の音。さあ!どんな木目が出てくるのか。全体から発する何とも言え無い緊張感と高揚感でわくわくします。

まず、よく木の表面、曲がり、木目の出方、割れの方向を確かめ、どの向きから製材を始めるかを決めます。ここで木の価値がかなり決まってきます。経験の必要な時です。
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面白い杢目が出てきました。よかった!ホッとする間もなく、木の質、芯の通り方,この木にあった用途を想像し、作品として、その厚みと量をを判断して、挽き方さんにどのくらいの厚みを何枚取るか伝えます。
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このようにして、木と対話し、作品のイメージをふくらませながら次々と製材して行きます。

今日は合わせて9本の丸太を製材していただきました。小沼チップさん、有難うございました。

明日からは体力勝負の桟積みが待っています!
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2012年08月29日

シェーズロング納品

私の椅子の中でも最も手間が掛かり、最も座り心地がよく、そして大すきなシェーズロング納品に行ってきました。

この作品は3次元の座面と背もたれを、厚板より削り出しで製作するため、1回の加工では割れたり、狂ったりしてしまいます。そのため多くの段階の加工と乾燥を繰り返し、4年がかりで完成します。

今回のお客様は、お父様のためにご一家皆様でこの椅子を選んでいただきました。納品の時もご家族皆様で座り心地を楽しんで戴き、私この作品に掛けた時間が、気持ちよく喜びに変わっていきました。
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楽しく作り、お客様にもこれほど喜んで戴く。幸せな仕事をさせて頂いています。

有難うございました。
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2011年10月24日

蔵の中の椅子展

ちょっと遅くなり申し訳ありません。倉敷にて、木工家の作る椅子の展覧会が開催されています。素晴らしい蔵を改装したギャラリーです。倉敷のお近くの方は是非覗いてみてください。

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私も参加させていただいております。今回は上高地より切り出された、榎木の巨木の作品です。それ自体も珍しいのですが、内側は大きな雨露になっており、木目は全面に玉杢の出る大変珍しい木です。輪切りにした材料の、雨露の丸みを生かし、ひたすら身体に合わせて削りだしたラウンジチェアーです。座面は木製の座り心地を追求してきた私にしては珍しい革張りです。

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主催者の開催趣旨が素晴らしく、そのテーマに沿った素晴らしい椅子達が70点ほど出品されています。日本にこれだけの作品を作る木工家がいることが大きな励みになる展覧会です。

椅子が好きな方にも、全国の作家を知りたい方にも、いろいろな視点で楽しめる展覧会です。
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2011年10月16日

森林浴トレイルラン 入賞プレート

精進湖でトレイルランが開催された。友人の福田六花氏がプロデュースしている大会。


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富士の麓、美しい樹海を走るすてきな大会だ。この大会のために入賞盾を作らせていただいた。

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この大会は約1250年前に流れた溶岩流の上(それが青木ヶ原樹海)で行われている。そこで、その時の噴火を沈めるために建立された浅間神社に生える樹齢1200年の杉の木から落ちてきた枝でその盾を作った。

枝と言っても直径10cmの中に年輪が、何と200本もある!決して大きなモノではないがその存在感は圧倒的だ。100倍のルーペで確認しないと年輪を数えることすらできない。



昨年に続き、表彰式で制作のこと、この木の事を少々話す機会を頂いた。樹齢1200年の話の所では歓声が沸く。日常生活の中で、1200歳のモノと暮らすことを考えると、ちょっとわくわくするでしょう?

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参加者が皆生き生きと走り、富士の自然を楽しんでいることが解る。とってもうらやましいな。
来年は私も走者として参加させていただきたいと思い、プロデューサーの福田六花氏と2ショット!?

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2011年08月25日

スケジュールの訂正です。

申し訳ありませんでした。m(_ _)m

山の上ギャラリーで開催されている「私の椅子展」のギャラリートークの日にち、7月31日のブログでは、8月17日とお知らせしていました。

27日の間違いでした。

という事で、汗をかきかき修正です。(^_^;)

27日は朝からギャラリーに行っている予定です。トークは15時からです。出来ればご予約をお願いいたします。

山の上ギャラリーtel.045-852-8855

この日に合わせて、新しい私のプレゼンテーション資料を作りました。まだカタログと言うほどにはなりませんが、自分の仕事をまとめて文章にした小冊子という感じです。ギャラリーでご覧ください。これが表紙になります。

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話題変わって本日は、北欧インテリア、椅子のオーソリティー島崎信先生の事務所にお伺いしてきました。
来年、長野県小海町高原美術館で開催される、デザイン展の企画のお話しです。

今まで数多くの展覧会を監修してこられた島崎先生の企画を元に、数人の木工作家や、デザイナーが集まり、作り手の意識を上げてゆく事の出来るような展覧会を開こう。と今から熱い議論で今後が楽しみです。

日本には世界でもまれに見るほど、多くの独立自営の木工作家がいます。こんなに多くの作家が生きていられる事はとても特殊で幸せな事ですが、それに気付づいていない作り手も多くいるのです。

このような特別な環境を生かして、作家が皆で集まって技術、情報を交換、そして磨き合ってゆけば、間違いなく世界に誇れる手作り文化が創り上げられるのではないか。と希望を持ってこのボランティアに参加しています。

微力でも木工家の創作レベルが上がり、社会認識されるお手伝いが出来ればと思います。今後の報告もお楽しみに。
posted by TAK at 00:07| 山梨 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月03日

メンテナンス

3年前に設計、管理して建てたお客様の家に伺う。

ヒノキの床、ご家族で塗った漆喰壁、苦労して塗った天井の杉材、チェリーの家具、チークのキッチンカウンター。すべて使い込んで頂いて良い感じ!

庭木も徐々に大きくなり、程良い日陰。

家族と共に美しく年を重ねる家造りが、よく現れている。お客様も大喜こび。

今日は建具の微調整と、玄関ドアのオイル塗り。オイル塗りはオーナーとの共同作業。こんな風に一緒に作業していく事で、家のメンテナンスを覚えて頂く。

自然素材で建てた家は、元々多くの手入れを必要としない。美しく汚れていく。しかし時間の経過と手入れがマッチした時には、新しい素材では絶対出来ない素晴らしい味わいになってくるものなんだ。

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久々にそんな事を実感し、作業後、オーナーご家族とおいしいお茶を楽しんだ。
posted by TAK at 00:00| 山梨 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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