2012年01月24日

Hawaii woodshow への準備

ようやく仕事が一息つけるようになり、ブログを再開出来ました。沈黙申し訳ありませんでした。

さて、昨年に引き続き、今年も又ハワイで開催されるウッドショーに出展します。まずは材料の準備からです。

その前にちょっと説明を。

海外の木工家や、アーティスト達と創作活動を協力し合うためにネットワークを作っています。Exchange Artist Project(EAPちょっと立派な感じがするでしょ!?)と勝手な名前をつけて、機会を作っては海外の木工家を捜して歩いています。

10年ほど前,ハワイにかなり多くの木工家が活動していることを知り、ハワイ島、オアフ島、マウイ島に住む7人ほどの木工家と交流を始めました。そしてアメリカの木工家事情の収集、技術交流を通して、彼らの社会的立場を知りました。

木工作家達の多くはHawaii Forest Industry Association(http://www.hawaiiforest.org/)という森林保護、森林有効利用の団体に属し、そこでは、毎年Woodshowを開催しています。これはハワイの木を使ってクラフトマン達がアート作品や家具を作り、それを展示することでハワイに生育する貴重な木材のすばらしさを訴え、その売り上げの一部を、森の再生に還元するための展覧会なのです。作品を作るだけでなく、森のことも視野に入れて創作活動をしている彼らの態度に感銘を受け、私も仲間に入れてもらいました。

こちらはHFIAが植林活動をしているコアの森の再生状況を見学しているところです。家内が話をしているのが、会長で、木工作家のTai Lake(http://www.tailake.net/)夫妻です。後ろで倒れているのがコアの古木。このような物を家具のために利用し、手前の木肌が白っぽいのが20年生のコアの植林木です。あと20年ほどで使えるようです。

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昨年からはただ会員でいるだけでなく、作品もウッドショーに出品するようになり、1回目のチャレンジでは賞も頂けました。又今年もチャレンジですが、規約でハワイの木を使う。という一項があるのでハワイの木を手に入れなければなりません。

ハワイの代表的な木はいくつかありますが、木工家に特に人気が高いのがコアの木です。日本でいうところのケヤキのような立場の木で、コアを使う作家は、技術、経験,センスも、十分な物がなければ、木に太刀打ち出来ない。作品も、コアで出来ているというだけで、一定の評価をもらえるような、ステイタスの高い木です。

ホノルル空港に行ったことがある方なら、ほとんどの方が空港の受付カウンターや、装飾壁面で見ている、赤褐色で、きらきらとした反射の強い材木がコアです。他にも、美術館や、銀行、高級なレストランなどでコアの家具を見ない場所はないと言って良いくらいです。


やはりアメリカマーケットへの挑戦ですから、材もコアを使いたいところ。ところがコアはハワイにしか産出されない材料。しかもかなり貴重で,ほとんど海外には輸出されません。

日本でも当然、通常の材木屋さんのルートでは手に入らないので、苦労して手に入れるのです。

今回は埼玉のある材木関係の店。店といっても工場といった感じです。こちらでは、ウクレレ、ギター用に、コアの木を持っていました。私が、ハワイと日本の木工家の架け橋としての活動をしていて、営利活動ではないということで、特別に端材を分けて頂きました。

これが分けて頂いた材料。ウクレレ材をとった残りで,独特な製材方法なので、断面が10cm×10cm×7cm位の3角形の物が多く、正直、椅子を作りたかった私には少々不足気味でした。

P1020782.JPG


でも、せっかく、材木屋さんのご厚意でこんなに貴重な材を分けて頂いたのですから、作ることの出来る精一杯の作品でチャレンジさせて頂きます。

今後の製作段階は追々このブログで発表して行きます。まずは材を製材して、いったいどのくらいの量になるのか、何を作ることが出来るのかの検討からです。私らしい、そして日本らしい技術とデザイン。コアの木目を生かした物なは何か?これから悩むところですね。

ご期待ください!
posted by TAK at 23:26| 山梨 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | Exchange Artist Project | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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